2011年03月04日

RODA#3

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渋谷MODULEで開催しているRODA、第3回目を明日土曜に開催します。
今回のゲストは、大阪からKIHIRA NAOKIさん。

KIHIRAさんのDJを初めて聴いたのが、10年前くらいに渋谷にismという箱があって、そこで2ヶ月に1回開催されてたパーティー「Essencia」だったと思う。

当時僕もそこでよくDJしていて、お店の人から「このパーティーおすすめだよ!」と言われ試しに行ってみたのが切っ掛け。その頃ぼくがDJで掛けているのはNYやシカゴなどのUSハウスがほとんどで、このブログでもよく書くけど、ちょうどその頃にはもうその手のサウンドやシーンに食傷していたものだった。

で初めてEssenciaに行くべくismに到着すると、確かまだ1:30ごろだったかな、エントランスから少しだけ見える、100人くらいが収まるダンスフロアいっぱいに人がいる様子で、激しくブリープっぽいテクノが掛かっていて、お客さんが大騒ぎしているのが聞こえた。

テクノが掛かっていてフロアが盛り上がっている、ただそれくらいなら、特に驚くことは無かったんだけど、何か時々あるじゃないですか、今日はなんか違うぞ?っていう雰囲気。熱気の向こうにあるカオティックなものっていうか、そういう特別な雰囲気に、良い予感を感じてフロアまで辿り着くと、かっこいいお兄さんとか、綺麗なお姉さんとかが、打ち鳴らされるリズムを真っ向から感じようとしているのが見える。

当時ぼくが知っている東京のハウスのシーンは歌物のハウスとかが隆盛で、歌があったりドラムロールのブレイクがあったり、展開が分かりやすいもの以外はあまりフロアで通用しなかったけど、その頃初めてニューヨークに遊びに行って、またちょっとそこから突き抜けたディープな雰囲気を知れたりしていたから、ただひたすら反復する、ビリビリくるようなベース音と、ただひたすら骨太に打ち鳴らされるリズム、うっすら抜けては入ってくるキックを、お客さん全員が体力の限りキャッチしてリアクションする、という絵図にかなりびっくりして、こんなパーティーって日本にもあるんだ!と思ったものだった。

でも、その夜一番面食らったのが、2:00くらいだったか、ブリープなテクノの後に突然フロアに投入されたアンビエントなトラック。激しいリズムが消えて、宇宙と交信するかのようなパッド音が流れて、満員のダンスフロア全員が、まるどその音に包まれてどこかへ浮き上がっていくかのようだった。今でもあの光景は忘れられない。

そのサウンドをDJブースから投入したのがKIHIRAさんで、その衝撃的な一晩からEssenciaはもちろん、KIHIRAさんがDJをする日はできる限り毎回遊びに行った。今ではキヒラさんとも東京や大阪でDJでご一緒することも多いけど、実は未だに、そのときにプレイしたあのレコードがなんていうレコードなのかを、なんだか照れくさくて聞けてない(笑)し、そんな風に衝撃を喰らったことも、もちろん本人には言ったことない。今回多分1年ぶりくらいに一緒にDJできる機会なんだけど、今回こそ、できればそのレコードを教えてもらって、どれだけレアなレコードでもがんばってディグして、いつか俺もあの雰囲気をフロアに投入したいと、恥ずかしながら今でも密かに考えているんです。

今回3回目のRODAも、あの時見た、メインストリームとは隔絶したお決まりの無い音世界を追っていきたいし、なんと言ってもそれを更に長く体現させてくれたDJ WADAさんもいるわけで、明日は僕にとって、こんな特別な日は無いってくらい。影響を受けた人達にどれだけ迫れるかっていう楽しみもあります。今回は同輩DASHA(因みに彼も当時ismでちょっとだけパーティーをやっていたそう)とまぜこぜでDJします。ぜひ遊びに来てください。C U (OVER)THERE.
posted by gonno at 10:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | dj/live info
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